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2005.11.15

極上レストランで極楽グルメ

「愛と感動のレストラン」「奇跡のレストラン」と、時には過剰なまでの枕詞の付くレストラン「Casita(カシータ)」に行った。
そのホスピタリティーは様々なメディアなどで絶賛されいやがうえにも期待感が高まる中、青山のビル3階のレストランに向かう。
エレベーターのドアが開いた瞬間から「いらっしゃいませ。お待ちしておりました」の店員さんの声でそれは始まる。
まぁ今日びそこらの定食屋でも「おまちしてました~」のお出迎えは普通だ。
この程度では「愛と感動のレストラン」とはまだ言えない。

しかし、それはスタートのスタートでもなかった。
本当のおもてなしは席に着いてから始まった。
席に着き、まず出てきたシャンパンのラベルに私の名前が。
実は仕事上、ワインのラベルに名前を入れるサービスはかなり前から知っていたし顔写真を入れているのも見たことがあるのでそれほど驚かなかった。
しかしそうはいっても自分の名前入りはさすがにうれしい。

そして驚いたのがシャンパンサーベル。
シャンパンのコルクをサーベルで吹き飛ばすアレだ。
店員さんがやるのかと思ったら自分でやるのだとか。
室内でやったら床がびちょびちょになっちゃうよ~と思ったらテラス席に専用のテントがあった。
テラス席に向かう際も店員さんは名前で呼びかけ、「段差があるのでお気をつけください」と注意を促してくれる。
そこで「スパーーン」とコルク栓を吹き飛ばし、ストレスも発散。

テーブル席に戻り、ナプキンを広げると私の名前が刺繍されている。
これには驚いたが、さらに驚いたのはトイレに行こうとテーブルを立った瞬間「トイレはこちらでございます」と案内されたこと。本気でテーブルに盗聴器が仕掛けてあると思った。
トイレを探している人にトイレを案内するのは簡単だが、席を立った人にトイレを案内するのは常にゲストに気を配っていなければ出来ない。

料理はアジアンフレンチ。
アジア、フランスといえば仏領インドシナ。今で言うベトナム・ラオス・カンボジア近辺だ。
たしかに東南アジアのようなヨーロッパのような不思議な料理だった。
サービスに料理が隠れがちになってしまうのが惜しいが、ただのフランス料理やエスニック料理でないところが面白い。パクチーが入っていなくて本当によかった。
暖かいパンも本当においしく、ガンガン頼んでしまった。

食事中はスタッフが立ち寄って話しかけてくる。それもまた楽しい。
オーストラリア人のスタッフと話をしていて、彼が数年前まで帝国ホテル大阪で働いていたというので、前にスヌーピープランという宿泊プランで泊まり、スヌーピーグッズを沢山貰ってうれしかったとか二階のバーの雰囲気がとても気に入ったという話をしたらとても喜んでくれた。

食事が済み、デザートはテラス席で食べる。
さすがに11月も半ばともなれば屋外は寒い。
しかし、なんだかどこかに飛んでゆきそうなすごい温風ヒーターのおかげで足元はぬくぬく。
デザートも食べ終わる頃、先ほどのスタッフが「私からのプレゼントです」と言って頼んでもいないカプチーノを持ってきた。
snoopy
これにはやられた。本当に嬉しかった。
スヌーピーの話からこのサービスを思いついたのには脱帽。

店を出る時に彼に礼を言おうと思ったら、彼の方から握手を求めてきた。

「握手はするのではなくされろ」と、むかーし誰かに言われたことがある。
例えば映画「ラストボーイスカウト」で、殺人犯の疑いをかけられた、かつて大統領の命を救ったさえない探偵に、刑事が「大統領を救ったんだってね。握手させてくれ」と頼むシーンがある。

たぶん初めてだと思うが、握手を求められるのは嬉しいものだ。

確かに「愛と感動のレストラン」に偽りは無かった。
しかしふと考える。次にこのレストランに来たら何に感動するんだろう、と。
ディズニーリゾートは絶え間ない設備投資で感動を与え続ける。
翻ってこのレストランの感動は設備が与えてくれるものではない。
スタッフが考えるホスピタルティーが客の希望するもてなしと合致するかがキモだろう。
むしろ客側が店側にいかにホスピタリティーのアイデアを提案できるか、そこにこの店をリピートする価値があるのだと思う。

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コメント

スヌーピーのカプチーノ!
これはスヌーピー好きにはたまりませんね~。いいなぁーーーー…
しかも「アジアンフレンチ」。
すごく気になります…

投稿: ロコ | 2005.11.17 10:43

アジアンフレンチ、おいしかったです。
焼いたキャベツのシーザーサラダてのが出てきて「こ、これがアジアン?」と思いました。
でもどこのアジアでもキャベツは焼かないですよね。

投稿: ごつ | 2005.11.20 21:29

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