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2007.09.23

らん、らんらららんらんらん…

Asayake
「その者鋼鉄の衣をまといて金色の野に降りたつべし。失われた大地との絆を結びついに人々を清浄の地にみちびかん」
などと言う言い伝えをどこかで聞いたことがある。
世の中いろいろな会があるものだが、Blueforceさんが主宰する「東京湾フェリーから空母を撮る会」の存在を知った時、「さすがにその発想は、無い」と思った。クルマが乗る船と書いてフェリーと読むわけで、クルマをフェリー乗り場に置き去りにして人間だけ乗った挙句到着地で降りずただ引き返すだけ。やることと言ったらひたすらフネの写真を撮り捲くる。何かおかしい。
しかし、東京湾フェリーには「東京湾フェリーから空母を撮る会」専用乗船券ともいえる「遊覧割引運賃(片道600円のところ860円)」がある。これは往復乗船券なのだが到着地で下船できない。つまり行って帰ってくるだけの乗船券だ。

9月21日、4ヶ月に及ぶ航海を終えてアメリカ海軍空母「キティホーク」が母港横須賀に帰ってくるというので「東京湾フェリーから空母を撮る会」の例会が招集された。なんだかんだいって会員ナンバー2番の私も、午後から会社だと言うのに会長に誘われて行ってみた。
会長による綿密な計算の元に久里浜集合の時間が設定される。フェリーの乗客の99%がゴルフ目的。ほぼ全員ゴルフバッグを抱える中、一眼レフを抱えるわずかな客が誰もいない上甲板で水平線を凝視する。
計算上、久里浜から金谷に向かう時は空母は見えないかわずかに見えるぐらいの距離があるはずとのこと。東京湾の中間を過ぎたあたりで浦賀水道の彼方に米粒のような空母を発見。会長が「ちょっと近いな…」とつぶやく。何か職人のようだ。
フェリーは定刻で金谷港に着き、遊覧乗船券の我々は船上で時間をつぶす。その間もキティはのっそのっそと進み、徐々にその巨体を近づけてきた。
ようやくフェリーも人と車を積み終え、金谷港を出港。キティはかなり近づいており、会長もフェリーがキティの前方を横切ることはないと判断したようでちょっと残念がる。確かにできれば空母を前面から撮りたかったが、こればっかりは時の運。順光で写真が撮れるだけでも良しとしよう。
キティはフェリーの前方を静々と進み、会員は皆シャッターを押し捲る。
Kuubo
富士山とのツーショット。冬ならもっと面白い写真が撮れたかも。それにしてもやっぱりでかい。1日動かす経費が3000万円とも4000万円ともいわれるひとつの街のような艦である。4ヶ月の作戦行動の後と言うことでいたるところが錆び付いているが、これもまた働く艦らしいところだ。飛行甲板の上では入港の際の登舷礼の準備なのか、白いセーラーを着た水兵さんがあちこちと動き回っている。
Kuubo2「なんだ?あの船は。でかくて邪魔だなぁ」なんて言っていそうな船員さんを尻目に、キティはフェリーの前方を横切りっていった。全長は323mもある。戦艦大和の全長が263mだからその巨大さが判る。大和見たこと無いけど。今回乗ったフェリーの全長が約80mなので比べるのもイヤになるくらいだ。
Kuubo3いかにも空母っぽいアングル。このような画を見るたびに、1度でいいからかつての日本海軍航空母艦を見たいと思う。現代の最強兵器とも言われるアメリカ機動部隊と並べてみたいなぁ。原子力空母エンタープライズが登場するまで空母信濃が史上最大の排水量を誇っていたことを考えると、何で戦争に負けたのか不思議に思う。まあ空母一隻で戦争する訳ではないから、ではあるが。

Beguru久里浜港に戻り、横浜まででてランチタイム。大さん橋入り口にあるHAMA CAFEでベーグルを食す。ファッション誌に「手軽にランチをとりたいならココ!ボリュームあるランチプレートが絶品なんです!」(ごつ)とかなんとか書かれそうなおしゃれな店だが、男2人が空母があーだとか戦闘機がどーとかもう…
HAMA CAFEのオープンする前に大さん橋に着いてしまったので、時間つぶしにさん橋に行ったらこれまた巨大な船が泊っていた。スウェーデンのワレニウス・ヴィルヘルムセンという船会社の自動車運搬船の命名式をなんと大さん橋ですると言う不思議なイベントがあったそうだ。この船の名前は「FIDELIO」といい、全長227mで世界最大の自動車運搬船なんだとか。キティはこれよりさらに100mも長いのか…
Sanbasi

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コメント

キティの写真の青って、やりすぎニコン?

ちなみに会員って2人です?

投稿: みっちー | 2007.09.24 14:19

 写真を拝見して改めて、空母ってデカイなー!って思いました。かつて一世を風靡したコミック「沈黙の艦隊」で空母(ここではミッドウエー)を「アイランド」と呼んでいましたが、その通りまさに「動く島」だと思います。

 空母見学クルーズ、今まで空母の周りに集まる船といえば、入港反対を叫ぶ労働組合の船か、それを警戒する巡視艇だけだと思っていましたが、そういうのもあったんですね。初めて知りました(笑)。

投稿: 二方面 | 2007.09.24 19:43

>みっちーさん
オリジナル画像は朝もやに煙っていたんでちょっとだけ加工しました。やりすぎフォトショ(笑)
会員数は非公開(笑)なんでナゾなんですけど、一体何人いることやら。でも超少数であることは確かだと思います。

>二方面さん
キティホークは横須賀が母港で何度も入港してますし、原子力船でもないので平和な入港でした。実際巡視船と反対派の攻防戦は見たかったんですけどね…(苦笑)

投稿: ごつ | 2007.09.24 20:40

ごつさんを、朝0300起きで迎えに行ったのが遠い昔のような気がします・・・
tamoさんは、機材トラブルで大幅に遅れて日付も変わろうとする時刻に羽田を離陸していきました。
この4日間に出会った、カウペンス、キティ、とわだ、あさかぜ、ひゅうが、セブンシーズマリナー、飛鳥II、ぱしふぃっくびいなす、しきしま、ビクトリアス、横浜港遊覧船海龍、そしてくりはま丸・かなや丸、806、ありがとう。ごつさんをはじめ、賛同を頂き、お付き合い下さったすべての方に、ありがとうございました。

みっちーさん
正確な会員数は機密扱いですがw、現状では5人+1匹ですwwwwww

投稿: 青軍 | 2007.09.25 00:12

>青軍さん
FIDELIOが抜けてますよ…
わざわざお迎えにきていただいて助かりました。
おかげさまでエキサイティングな午前を過ごすことが出来ました(笑)

ええっ?5人もいたんですか!!?(笑)

投稿: ごつ | 2007.09.25 17:45

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