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2007.10.03

アッラーフ アクバル


伝統宗教といわれるものが世界にはいくつもあるが、その教義を聞いて私にとって一番しっくりきたのはイスラム教だった。
たとえば、今日のお昼に何を食べるか迷うとする。吉野家にしようか松屋にしようか…イスラム教の考え方では私がどちらで牛丼を食べるかはすでに神様が決めていて神様の持つノートに書き込み済みなのだ。
松屋に入って券売機にお金を入れると見せかけて改めて吉野家に行ったとしても、ノートにはちゃんと「フェイントをかけて吉野家で食べる」と書いてあると。まさに「神の思し召しのままに。」

映画シリアナを見てからアメリカと中東の関係を描いた映画が気になってる。そして唯一指名買いのマイケルマンが製作すると聞いて絶対見ようと思った映画が、サウジアラビアでの爆弾テロで仲間を殺されたFBI捜査官が現地に乗り込む「キングダム 見えざる敵」という映画。
そんな時にjigenさんが試写会のチケットがあるけど誰か一緒にいく人いませんか?とのブログでの呼びかけを見つけご一緒させていただいた。
jigenさんの三本の指に入る映画が「ヒート」だそうで、もうこれだけで話が盛り上がる。使用した火薬の量が映画を評価するひとつの目安という話に目からうろこが落ちた。
そういう意味では「キングダム 見えざる敵」はかなり面白い映画だ。マイケルマンらしく男と男の友情がひとつのテーマなのだが、最初は反目するがいつしかお互いを認めあうというお約束ストーリーながら、エンディングではちょっとウルッときてみたり。
イスラム社会を丁寧に描いていて興味深かったが、この手の映画でよくある「アザーン」のシーンが無かったのがちょっと物足りなかった。
そして、エンディング一番最後のセリフは重い。今のイスラム過激派とアメリカの関係を一言で表すそのセリフと、少年の一点を見つめる澄んだ瞳がとても印象的だ。
9.11の頃、「何でアメリカ人って嫌われるんだろう」とアメリカ人自身が天然気味に自問する風潮もあったというが、最近は「これでは嫌われても仕方が無い」と冷静に分析する流れもあるという。なんとなくそんなことを思い起こさせる映画だった。

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