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2009.07.29

日本林道風土記(のマネ)

Kurenazumu週末、横浜大さん橋にて海上自衛隊の新造砕氷艦しらせとイージス艦きりしまが公開されるというので行ってみた。
といっても、買い物をしたりなんだりで大さん橋に着いたのは15時過ぎ。
お昼過ぎに着いてまったりしていたBlueforceさんやその艦友だちの皆さんと合流したはいいのだが艦内公開は終わっていて特にやることがない。
何しろ私自身カメラを持っていかなかったという体たらくだったので、「明日もココ来ません?」とBlueforceさんに提案すると、「そんなのより大弛峠行こうよ」と逆提案された。

というわけで日曜日。久しぶりに関東有数の林道、川上牧丘林道に行ってみた。

初めて四輪駆動車を購入した10数年前、それこそ毎月のようにあちこちの林道を攻略していた時代があった。
首都圏から日帰りで行ける林道の中でも、山梨長野両県にまたがり大弛峠を越える川上牧丘林道は、埼玉と長野を結ぶ中津川林道や栃木と福島を結ぶ馬坂林道などと並びその知名度は抜群である。
もちろん当時から超メジャーだった川上牧丘林道も走ったことがあるが、それ以来である。

Yosidaudon8時過ぎ、自宅まで迎えに来てもらい中央道へ。
初狩PAで朝食タイム。ここで初めて食べたのだが、吉田うどんが美味しかった。
富士宮焼きそば的なB級グルメを狙っているそうだが、ほうとうのような極太しこしこ麺とキャベツが味噌ベースの汁によくからんでうまいのなんの。ほうとうとの違いがわからなくなりかけたが、こりゃお勧め。
それにしても吉田うどん。お隣富士宮市に強敵がいるが、B級グルメのメジャー化には頑張ってほしい。

中央道勝沼インターを下り、北上して林道入り口を目指す。
林道といっても山梨県側は舗装もされており乗用車やオンロードバイクでも難なく走ることができる。
途中、下界を望むスポットで写真を撮りながらほどなくして大弛峠に到着。
ここは標高2360mで、林道として標高日本一だとのこと。確かに蒸し暑い下界と比べ、Tシャツでは肌寒いほどである。
峠には山小屋のような休憩所があり、コーヒーでも飲ろうかと思ったのだが、髯もじゃで熊みたいな頑固オーナー(サロペット着用)がパイプをくゆらせているような雰囲気が一見さんお断りな空気を醸し出しおり、腰が引けてしまった。

Komorebi
さて、ここからは長野県側に下りるだけなのだが…いやぁ~久々のフラットダート。
ところどころ轍があってクルマが飛び跳ねるのだが、それもまたよし。
時代は平成も20年が過ぎ、世の中未舗装道路なんて絶滅しているかと思っていた。しかも関東有数の林道であり、ハイキングブームからかそれなりの交通量のある川上牧丘林道である。そんな主要林道が長野県側だけとはいえまだまだ未舗装で残っていることに少々驚いた。まあ予算とかいろいろ大人の事情はあるのだろうけれど。

Ogawa麓まで下りてくると林道の脇に沢が顔を出す。新潟に流れる信濃川水系千曲川の源流である。
どうにか沢とランクルを並べて写真を撮ろうと、沢に向かってそうな林道の支線にクルマを進めるが、行き止まりなどでなかなか沢にはたどり着けず。
そういえばかつてもこういった行き止まりの支線(ピストン林道などと呼んでた)を馬鹿みたいに攻略してたな~と昔を思い出す。

川上村まで下り、川上村役場で小休止。
ここには長野県天然記念物という川上犬が繁殖のため飼育されている。
見るといかにも和犬といった顔立ちの犬が屋外で飼われていた。
ここは長野県、冬はかなりの寒さになると思われるが、その時期も外で飼われるのだろうか。
まあ「犬は喜び庭駆け回り」というくらいだし、もともとこの地域で生きてきた犬である。むしろそれが本来あるべき姿なのだと思う。
逞しそうなその表情は和犬好きにはたまらないね。

さて次の目的地、言わずと知れたJRの駅として一番標高の高い駅で有名な野辺山駅に向かう。
順調に駅に向かっていると、何やら魅力的な脇道が見えた。未舗装で草が生い茂って入るがタイヤの跡もあり現役の道路っぽい。
一応道路としてカーナビにも載っているし、躊躇することなく進入。100mほどは何のことはないただの未舗装路なのだが、そこから先が凶悪だった。
Mitiganai
「ここ、ボルネオ?」思わず自問しそうになるほどの藪がクルマを襲う。なんか床とか屋根からゴンゴンゴリゴリ音が聞こえてくるが気にしないことにして先に進む。だってナビを見ればちゃんと道路上を進んでる。道は星に聞けっていうしね。

500mほど進むと今度は路肩左が崖になっているところに出くわす。ガードレールなんて、もちろん無い。
ジムニー乗りならだれでも知っている二階堂進氏はかつてこう言った。「下見をするヤツは馬鹿だ」と。
今回だけはさせていただきました。下見。
だって単独行ですからね。以前ネタにした千葉富山でJAFを呼んだようなスタックはごめんである。
Blueforceさんにも見てもらいながらゆっくり通過。その先の上り勾配をクリアすれば舗装路に出られるようだ。
が、ことは簡単に進まない。この上り勾配がくせ者だった。
ここまでの道は藪や倒木に覆われてはいても走りやすい路面だったが、ここから急にぬかるみだした。
行けるかな?と思ったが、30mほど続くぬかるみを10m進んだぐらいでストップ。
「入れたら負け」な前後デフロックを投入。前後入れたのなんて何年振りだろうか。とにかく単独行であるから持ってる武器は全部使う。
クローリングしながらじわじわ進むが最後3mほどの登りがなかなか登れない。
やべ~な~、ウインチのアンカーはあそこら辺がいいかな~なんて周囲を見ながらアクセルベタ踏みし続けてどうにかクリア!
Ganbaru
いや~、単独は心臓に悪い!でもさすがランクル!やっぱりこいつは最高だ!
なんて思ってると!! うぎゃ~~!!屋根が凹んでる~~っ!!
Bekkobekonisiteyannyo思えばこいつを購入直後、富士山麓にある富士ヶ嶺オフロード持ち込んでサイドシルを強打。ローン初回引き落としを前に早くもドア開閉時に変な音がするキズ物にして大後悔して以来どこも凹ましていなかったのに…
まあ倒木を実力で排除した名誉の勲章だと思えば…思えないけど。

というわけで野辺山駅に到着。
ここでソフトクリームを食べて小休止。
時刻表を見ると、もうしばらくで列車が到着するようだ。
もしハイブリッド車だったら写真撮りたいなーと思い駅員さんに聞くと、そういう問い合わせが多いのか手元のメモを見ながらハイブリッド車のダイヤを教えてくれた。
残念ながらしばらく来ないとのことなので次の目的地である清泉寮に向かうことにする。

清泉寮でようやくランチタイム。
Hattudakku
ホットドッグを注文したのだが、これがなかなかボリュームがあっておいしい一品。
テラスから青々とした清里の大自然を見ながらの食事だったのだが、ふと背後の八ヶ岳を見ようと振り返ると
Amedasu
なんか森の色が途中から変わっている…夕立だ!
雨がぐんぐんこちらに迫ってくるのがわかる。なんかオラわくわくしてきたゾッ!
待ち構えてくると、どしゃー!!っと土砂降りの雨が。
ザーッではなくまさにどしゃーである。
大きいパラソルの下で食事をしていたので大丈夫かと思ったが、全く無駄。
カフェの軒先に避難しようにも雨から守るのはカメラ?ホットドッグ?

どこからどう見ても夕立なので、ものの10数分で雨は通り過ぎた。
と、カフェの店員さんが三脚付きのカメラを持ち出してきた。そう、虹である。
あんだけの土砂降りなんだから虹もガツンと来るかと思いきや…そうでもなかった(^-^;

さて、これで全日程終了である。
あとは帰るだけ…なのだが中央道は小仏トンネルをネックに大渋滞のご様子。
というわけでワタクシ的王道ルート、御坂峠を越えて河口湖--山中湖から道志道をチョイス。
座間のファミレスで夕食をとって解散となった。
途中なんか凄い道を走って時間を食ってしまったが、Blueforceさんお疲れ様でした。
で、次はどの林道?

~~おまけ~~
Kisyawomatukimi
汽車を待つ君の横で
  ぼくは時計を気にしてる~♪

なんてイメージで。

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コメント

ごつさん<「道は星に聞け」って懐かしいですね~。でも、当時はGPS衛星が必要数上がってなくて、常時3衛星受信可能では無かったので、「道は人に聞け!」ってのが社内での売り文句だったそうです。商品説明会の開始時間も、人工衛星を合わせて、事前に衛星からの電波を受信させておいて・・・、なんて営業も結構苦労したそうですよ。

投稿: 発音記号! | 2009.07.30 00:41

長い……
2日間やのお……

次は田沢スーパー林道、および岩手、櫃取林道・御大堂林道で。田沢スーパー林道、20年前にバイクで行った時も大崩落で引き返してきたけど、今はもっとズタズタになってるらしい……ランクルで攻め甲斐がありますねえwwww

でも、それなら807じゃなくてランクルで行った方がオモロイんじゃ!?マジで。

屋根は……コメントのしようがありません……

投稿: Blueforce | 2009.07.30 00:57

>発音記号!さん
そうそう、確かにカーナビ黎明期は三次元測位ができるほうが稀って時代でしたよね。
そんな話を聞いていたので、ハンディナビで5個や6個も衛星をキャッチしている画面を見ると今でも「なんかスゲー」って感心しちゃいます。

>Blueforceさん
そういう林道をレンジとランクルで攻めたらカッコいいだろうなぁ~…

屋根が凹んでると「横転歴アリ」とハッタリかますことができて便利です(^-^;

投稿: ごつ | 2009.07.30 16:42

ブログへコメント頂きました、有り難うございます。
いやはや四駆に乗ると皆同じですねえ..^^
今乗っているロクマルはそんな遍歴の末もうクロカンせずと決めてますが、腐れ道やら突っ込み線は疼いて疼いて。以前お遊び用に乗っていたジムニーを又しても欲しい今日この頃です。

投稿: 野宿屋ノブ | 2009.08.10 22:33

>野宿屋ノブさん
コメントありがとうございます。
私もこのハチマルでは無茶しないって決めてたんですが…やっぱりダメですね(笑)

たぶんお住まいも近い(私は横浜の藤沢寄りに住んでます)と思われます。今後ともよろしくです。

投稿: ごつ | 2009.08.11 09:56

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