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2009.10.26

自衛隊観艦式

Tarouたぶん、平成4年10月だったと思う。当時学生だった私は先輩から観艦式のチケットを譲り受け、はじめて自衛隊の艦に乗った。
先輩は「おれは陸幕長と飲み友達」などと言っていてホンマかいなと思っていたが、総合火力演習や観艦式のチケットをいとも簡単に入手していたし、譲ってもらった観艦式のチケットも予行だったとはいえ旗艦のものだったので本当だったのかなぁと思ってみたり。
まあ当時の自衛隊のイベントチケットは今ほどプラチナではなく、方々で流通していたものなのだが。

Dd113というわけで、我々納税者が納めた税金が適正かつ効率的に運用されているか視さ…ウソです自衛艦に乗って飛行機やヘリコプターが見たかったので第26回海上自衛隊観閲式に行ってみた。

乗ったのは受閲艦艇部隊の護衛艦さざなみ。
観艦式とは、指揮官に部隊を披露する場であり、観閲艦艇に指揮官が乗り込み受閲部隊を見る式典である。

さざなみはソマリア沖の海賊対処行動に派遣された艦。
艦の汚れは心の汚れ。観艦式に出るとなれば一筋の錆も許されず、清掃・塗装も外注に出さずに隊員自らが行うそうで、「大変なんですよぉ~。その点海保さんは業者に出しちゃうそうなんですよね~(と、遠い眼)」だとか。海自と海保、仲が悪いなどと言われることもあるが、原因は意外と小さいことなのかもしれない。

Hyuugatonakamatati
横浜や木更津からそれぞれ出港した自衛艦艇は東京湾内で集合し、観艦式の会場である相模湾に向かう。
さざなみの前は今話題の最新鋭護衛艦ひゅうが。大さん橋に泊っているのを見た時は小さく感じたが、大海原で見るとやっぱりでかい。

Hyuuganoketu
この日は海も穏やかだったのだが多少艦は揺れていた。
袖口に線がいっぱい入った背広を着た、偉いであろう方から「けっこう揺れてますが大丈夫ですか?」と声をかけられた。
私は船酔いなど全くしないので大丈夫だったのだが、「軍艦ってどっしりしたイメージがあったんですが案外揺れるんですね」と答えた。
「どっしり?あー、あっちの艦はどっしりしていて揺れないですけどね~(笑)」と前方のひゅうがを指さして笑っていた。
アフリカ沖までの航海ではやはり尋常でない荒波にも遭遇したそうで、重い砲を前方に装備する護衛艦は左右よりも前後の揺れが特にひどく、波が艦橋を飛び越えていくこともあるそうだ。
以前横須賀で乗った砕氷艦しらせが南氷洋で記録した最大傾斜左53度について聞いてみると、「うん。普通だよね。」とのこと。

Rouya海賊対処行動となると、従来の自衛隊の活動にない全く新しい行動なのでいろいろな苦労があったそうだ。
さざなみにはひっ捕えた海賊を収容する牢屋(?)があった。
現状は単なる物置になっていたが、映画に出てくるような、食事を出し入れする的な、小扉があったりしてなかなかに生々しい。

Yuubari
観艦式おなじみの風景といえばこれ。
海外の海軍観閲式は、停泊している観閲艦の前を受閲艦が通り過ぎるのが一般的で、日本のように双方が動きながらすれ違う観艦式は、高い操船技術が求められるらしく珍しいらしい。
そんなもんか?と思ったが、例えばこれをクルマでやろうとすると、隊列を組んだままUターンしたりして難易度は高いと思った。
巨大な艦はすぐに曲がったり停まったりできないし。

Hadakanotaisyou
船内には海賊対処訓練の写真が掲示してあったが、海賊役になぜか目線が。
訓練なのでたぶん隊員の誰かが海賊役をやったと思うのだが、手錠をつけられる裸の大将は、目線が入っても誰だか判ってしまうような…

Ririku
観艦式の目玉は訓練展示。
日ごろお目にかかることのない自衛隊の訓練を見ることができる。
しかし、今回乗ったさざなみは受閲艦艇部隊。受閲部隊は訓練展示を艦閲部隊に見せる担当なので、正直いって訓練展示は見ることができない。
が、ヘリの離発艦訓練をさざなみが行うとのことで、ド迫力の離艦を目の前で見ることができた。

Zissen
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彼方の艦閲部隊に対し、IRフレアー発射や爆雷投下のデモをするP-3Cも遠く望むことができた。
なんか護衛艦そばで爆発する爆雷は遠目で見ると自衛艦が攻撃を受けているようでなかなか刺激的。
真鶴半島でダイビングをしていた人が、この爆雷の衝撃を水中で感じたというからすごいものだ。

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艦艇の訓練で迫力があったのがこれ。
LCACが目の前を高速航走し、直ドリ状態で方向転換をして来た方向に去っていった。

Toukuukai
最後はお馴染み東京湾フェリーが隊列を横切って全て終了。

艦内で案内をされていた隊員のほとんどがさざなみとともにアフリカに行った方がで、皆さんから聞く面白話が興味深かった。
私も自衛隊というと色々思うところはあるのだが、今回の観艦式は自衛隊の任務の一片を知る事ができたというだけでも有意義だったと思うのであった。

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コメント

某。。。関門海峡がらみのお船はありませんでしたか?

投稿: てつまる | 2009.10.28 21:47

>てつまるさん
ちら見でしたが見ることができました。
こんなことになるならもうちょっとまじめに写真を撮れば良かったと…(^-^;

投稿: ごつ | 2009.10.29 09:45

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