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2010.03.28

ハート・ロッカーを見た

アバターを抑え、アカデミー賞6部門を受賞した映画、「ハート・ロッカー」を見た。
映画の賞レースにはあまり興味は無いのだが、ハリウッドの作る中東をネタにした映画には興味があるので是非見たい映画の一つだった。
が、上映館が少ない…賞を獲ってもこの映画はヒットしない。そう思っている人が多いのか?
という訳で109シネマズ横浜みなとみらいに行ってみた。
映画はいつもレイトショーで見るのだが、いつもは自分の他に数グループぐらいしかいないのに、今回は観客が意外と多かったような気がする。
まあ上映館が少ないのだから当然と言えば当然かもしれないが。

ちょっと前までハリウッドが作る戦争映画と言えばベトナム戦争が定番だった。
その後冷戦が終結し、敵がいなくなると相手は麻薬カルテルになった。

その後湾岸戦争が描かれるようになり、今回私は初めて見るイラク戦争モノになる。
イラク戦争は組織的な戦いは終わったとはいえ今でも戦死者を出しており、アメリカとしては生々しすぎる題材だ。
しかし、そんな題材を用い、ともすれば厭戦気分を惹起させるような映画を作り、賞を与える。アメリカの強さってここなんだろうなと思う。
逆に一般市民は遠く中東での戦争にあまり興味がない、とも言えるかも知れないが。

アメリカは大義を振りかざして戦争にのめり込むが、戦うのは末端の兵士。
「何故俺たちは殺し合いをしているんだろう」
そんな素朴な疑問を抱く兵士たち。
そこは戦場のはずなのに、子どもたちの無邪気な笑顔すら見られるバグダット市民の日常で起こる爆弾テロ。

ベトナム戦争での、狂気のような戦場とはまた違う戦場が冷戦を経てたどり着いたアメリカの戦争を感じさせた。

エンディング、戦争の刺激とストレスから離れられない主人公は再度戦場に舞い戻る。
オープニングで流れるメッセージ「戦争は麻薬だ」そのままに。

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