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2012.01.17

聯合艦隊司令長官 山本五十六 を見た

航空機の無かった時代、外交には海軍の艦船が使われた。
ペリーが日本にやってた足はアメリカ海軍東インド艦隊フリゲート艦サスケハナだったように。
相手国に長く停泊することもある軍艦の乗組員は時に外交団の一員に扱われることもあるから、軍服は礼装である白であり、また食事などのマナーも叩き込まれた。

タフで勇敢な陸軍、スマートで洗練された海軍と言うイメージはこのあたりから来ているのだろう。

そんなアイロンがパリッと効いた白い軍服が似合う山本五十六を描いた映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を見た。

史実を描いた映画は、ビックリするような大どんでん返しが無い分周辺のエピソードを丁寧に拾わないと冗長になってしまいがち。
そういう意味では140分という長い上映時間ながら最後まで飽きることなく見れるメリハリのあるストーリーだった。

そうそう、開演前に映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」のCMが流れていた。
映画山本五十六のエンディング、焼け野原となった東京のわずか19年後が舞台だ。
東京タワーが建ち青空には航空自衛隊のブルーインパルスが鮮やかな五輪マークを描いた。

山本五十六が戦前に留学したアメリカで目の当たりにし驚愕した大量消費社会に、日本は焼け野原からわずか20年で到達した。
戦争でみんな死んでしまった欧米通の軍人が戦後日本を見たらどう思っただろう。
そしてその栄華を得たのは日本が戦争に負けたからなのか、それとも戦争が無くても、いや戦争に勝っていても得られたのか。
歴史に「If」はないから判らないけれど、開戦にひたすら反対した軍人が戦後日本を見たらどう思ったろうか、そんなことを思いながら映画館を後にした。

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