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2013.07.10

自衛隊広報

さいきん、こんな記事やコラムをしばしば見かける。

確かに、一昔前の自衛隊協力といえば、ゴジラやガメラ、そしてネイビーロックウォー 撃破せよ!、だったものだが、今では映画のみならずドラマやアニメ、動画サイトにまで協力を惜しまない。

普段連続ドラマはあまり見ない私も「空飛ぶ広報室」はほぼ欠かさず見た。

そのドラマの第一話、ちょっと意外だなって思ったシーンがあった。

パイロットだったが事故によりその道を断たれ、失意の広報室勤務を送っていた隊員に、自衛隊に対して大した知識のないテレビディレクターが「戦闘機というのは人殺しのための機械ですよね」とふと言葉を投げるのだが、それを聞いた隊員は「人を殺したいと思ったことなんか一度もありません!!」と激昂するシーン。

戦争の本質は、「味方が殺される数よりいかに敵を多く殺すか」だと思う。
最近、いろいろな国の軍隊が無人兵器を一生懸命開発しているが、これはこの本質を愚直に体現している。

無人兵器なら、敵を何人殺しても、自分側は一人も死なない。

「人を殺したいと思ったことなんか一度もありません!!」は、俳優に言わせた自衛隊の本音だろう。
戦争を嫌うのはいつも軍人だ。

しかし、俳優はこう続ける。

「パイロットが人を殺…殺すために戦闘機乗ってるっていうんですか!?」

え?

戦争を放棄した日本は、なぜ軍隊(自衛隊は軍隊じゃないなんて、私はちっとも思っていない)を持つのか。
それは、外国の侵略から日本国民を守るためだ。

外国の軍隊が侵略してきた時、応戦するのは自衛隊であり、そのために日々厳しい訓練をしてる。
その訓練って、敵を殺す訓練じゃないの?

Kunren陸上自衛隊の訓練の総決算、富士総合火力演習を見ていると、人を殺すシーンがあちこちで見られる。
もちろん生身の人間ではなく人間の形をした板っきれだが。

自衛隊が人を殺したがる好戦的な集団などと言いたい訳じゃない。
なぜなら、自衛隊に敵を殺してこいと命令するのは私たち国民だからだ。

自衛隊が敵を殺すんじゃない。国民が殺せといっているのだ。
それが文民統制の根本だ。

自衛隊は巨大な実力組織であり、世界でも有数の武力を保持する。
そして戦闘機にも敵を殺す道具がたくさん積まれている。
それなのに「パイロットが人を殺…殺すために戦闘機乗ってるっていうんですか!?」とは自己否定とも言えないか。

もちろん実力の行使なんて無い方がいい。
戦争なんて外交の失敗の結果だ。世界平和万歳。
でも、もし一旦緩急あれば、自衛隊はその実力をいかんなく発揮してほしい。そのために安くない武器をたくさん買うことを、国民は許している。

もう負けるのは一回こっきりで十分だ。

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コメント

ごっぴー、その通りだよ!私もそう思う。
ちなみに“こんな記事”のリンク先は読めなかったよ。

投稿: なおりん | 2013.07.13 01:09

>なおりんさん
そう!
戦争なんてとても愚かな人の殺し合いなんだから、絶対にやっちゃダメ。
でも戦争に勝つための訓練をしてるんだったら綺麗事は言ってほしくないよね。そして国民も自衛隊の本質を直視して欲しいって思います。

リンク貼り直してみました~

投稿: ごつ | 2013.07.13 12:38

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